2025年8月24日日曜日

Googleパスワードマネージャーの登場

2025年8月20日、遂に来ましたね

Windows OSの変遷も見てきましたが、多くのソフトウェア会社が開発・販売してきた「機能」は、OSの標準機能として次々と取り込まれてきました。

文書作成ソフトは「Microsoft WORD」の登場によって衰退していく、など歴史の流れを見てきました。

Android OSのパスワード管理アプリにもついにこの流れが来ましたね。
むしろ、遅過ぎたくらいかもしれません。

何が出来るのか?

早速ダウンロードして使用してみました。

UIは最新の「Material 3 Expressive」が採用されており、見た目も非常にスッキリしていて良い印象でした。

機能としては Android OS に組み込まれているパスワードマネージャー機能にアクセスが出来る、という動作が確認できました。

表示、追加、編集、削除、検索ができる点は従来のパスワードマネージャー機能と同じであり、特別に追加の機能などは現時点では無さそうです。

パスワード管理アプリとの共存

Googleもアプリ化されたので表現が難しいのですが、これまでも「パスワード管理アプリ」と「Gooogleのパスワードマネージャー機能」は併用していた方が多いのではないかと思っています。

記事を書いています私自身も、普段からChromeにパスワードを記憶させ、Chromeでのサイト検索→サービスにログインする際などはGoogleの機能を活用しております。

しかしながら、

  • ATM暗証番号、会社のセキュリティドアのプッシュキー等も管理したい
  • Chromeの自動入力には記憶させたくないIDとPWがある
  • 表形式での第2暗証番号テーブルを画像で記録したい
  • プライベートだけではなく会社のシステムのID/PWも同じアプリで管理したい

といった用途で「パスワード管理アプリ」も併用しておりました。

パスワード管理アプリは淘汰されてしまう?

やはり「Google純正のアプリ」という信頼は絶大でしょう。多くの新規ユーザーはまずGoogle純正のアプリを使うようになると思います。

現時点では機能面で差別化はできていても、そこはGoogleの開発力によってすぐにカバーされる可能性はあります。

気になるところとしては、その方向にGoogleが動くかどうか、でしょうか。

Googleにとって何がプラスとなるか

Playストアには多数のパスワード管理アプリがあり、「アプリ内課金」や「AdMob(Google広告)」によってGoogle社の収入は非常に莫大なものであるかと思います。

Google純正のアプリでは広告設置や課金要素もないため、Googleとして「数あるパスワード管理アプリを駆逐するため」のアプリであるかは、判断が難しいところかと思っています。

これからのSIS-パス管理

SIS-パス管理はスマホやパソコン上でのパスワードの取り扱いに留まらず、リアル生活の中でも便利にご利用いただけるようにとの思いで設計を続けてまいりました。

これからも「使い易さ」と「セキュリティ」の両立というトレードオフへの矛盾をどこまで解決できるのかを考え続け、使い易いアプリとして認めていただけるように努めてまいります。

何卒よろしくお願いいたします。

2025年8月18日月曜日

【解決方法の1つ】Google Chromeを更新したら真っ白に

2025年8月18日、Chrome更新後に急に発生

更新後のバージョンは 139.0.7258.128 でした。

環境は Windows 11 Pro 24H2 26100.4946 です。

解決方法の1つ(全ユーザーに合うかは分かりません)

参考の1つとしてご覧いただけますと幸いです。

以下の手順で、起動ショートカットに -disable-gpu を入れ、ショートカットより起動してください。

ざっくり手順
  1. 開いているChromeのウィンドウを全て閉じる
  2. Chromeのショートカットをデスクトップに作成する
  3. プロパティを開き、リンク先の最後に -disable-gpu を追加する
  4. ショートカットからChromeを開く

全ユーザーに合うかは分かっておりません。情報の1つとしてご覧ください。

手順の解説

1. 開いているChromeのウィンドウを全て閉じる

開いているChromeのウィンドウは全て閉じてください。既存の真っ白ウィンドウがあると、上記を行っても表示されませんでいた。

2. Chromeのショートカットをデスクトップに作成する

Chromeは以下のいずれかの場所に本体があります。

  • C:\Program Files\Google\Chrome\Application
  • C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application

chrome.exe(もしくはchrome)を右クリック→「その他のオプションを確認」→「ショートカットの作成」

デスクトップ等、作業しやすい場所に作成しましょう。

3. 起動オプションの追加

作成したショートカットを右クリック→「オプション」で開きます。

「ショートカット」タブを開きます。「リンク先」に文字列が入っています。

最後に半角スペースを入れて、-disable-gpu を追加します。

  • 変更前(例):"C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe"
  • 変更後(例):"C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe" -disable-gpu

4. ショートカットからChromeを開く

いままで使っていた起動アイコンではなく、作成してオプションを変更したショートカットから起動します。

※この方法で内容が表示されているChromeのウィンドウが1つ以上ある場合、これまで起動していたChromeのアイコンから起動したウィンドウでも内容は表示されました。

早期の解決を望みます

Chromeを更新したら急にウィンドウが全て真っ白になったので焦りましたね。ボタンなどは押せるようになっているので、描画だけの問題のようです。

もしアップデートが配信されたとして、明示的に「再起動して更新」をクリックしていた人はどうやって更新したら良いのだろう(この方法をご存じない or この方法では解決しなかった方)。

Edgeから(まだ問題があるバージョンのものですが)Chromeのインストーラーをダウンロードして実行もしてみたけれど、インストール画面も真っ白でした。

いずれにしましても、早期の解決を期待します。