2025年8月20日、遂に来ましたね
Windows OSの変遷も見てきましたが、多くのソフトウェア会社が開発・販売してきた「機能」は、OSの標準機能として次々と取り込まれてきました。
文書作成ソフトは「Microsoft WORD」の登場によって衰退していく、など歴史の流れを見てきました。
Android OSのパスワード管理アプリにもついにこの流れが来ましたね。
むしろ、遅過ぎたくらいかもしれません。
何が出来るのか?
早速ダウンロードして使用してみました。
UIは最新の「Material 3 Expressive」が採用されており、見た目も非常にスッキリしていて良い印象でした。
機能としては Android OS に組み込まれているパスワードマネージャー機能にアクセスが出来る、という動作が確認できました。
表示、追加、編集、削除、検索ができる点は従来のパスワードマネージャー機能と同じであり、特別に追加の機能などは現時点では無さそうです。
パスワード管理アプリとの共存
Googleもアプリ化されたので表現が難しいのですが、これまでも「パスワード管理アプリ」と「Gooogleのパスワードマネージャー機能」は併用していた方が多いのではないかと思っています。
記事を書いています私自身も、普段からChromeにパスワードを記憶させ、Chromeでのサイト検索→サービスにログインする際などはGoogleの機能を活用しております。
しかしながら、
- ATM暗証番号、会社のセキュリティドアのプッシュキー等も管理したい
- Chromeの自動入力には記憶させたくないIDとPWがある
- 表形式での第2暗証番号テーブルを画像で記録したい
- プライベートだけではなく会社のシステムのID/PWも同じアプリで管理したい
といった用途で「パスワード管理アプリ」も併用しておりました。
パスワード管理アプリは淘汰されてしまう?
やはり「Google純正のアプリ」という信頼は絶大でしょう。多くの新規ユーザーはまずGoogle純正のアプリを使うようになると思います。
現時点では機能面で差別化はできていても、そこはGoogleの開発力によってすぐにカバーされる可能性はあります。
気になるところとしては、その方向にGoogleが動くかどうか、でしょうか。
Googleにとって何がプラスとなるか
Playストアには多数のパスワード管理アプリがあり、「アプリ内課金」や「AdMob(Google広告)」によってGoogle社の収入は非常に莫大なものであるかと思います。
Google純正のアプリでは広告設置や課金要素もないため、Googleとして「数あるパスワード管理アプリを駆逐するため」のアプリであるかは、判断が難しいところかと思っています。
これからのSIS-パス管理
SIS-パス管理はスマホやパソコン上でのパスワードの取り扱いに留まらず、リアル生活の中でも便利にご利用いただけるようにとの思いで設計を続けてまいりました。
これからも「使い易さ」と「セキュリティ」の両立というトレードオフへの矛盾をどこまで解決できるのかを考え続け、使い易いアプリとして認めていただけるように努めてまいります。
何卒よろしくお願いいたします。